お酢はツーンとくるにおいが苦手!という人はたくさんいると思います。
私も苦手でした。でも軽く熱を通すとツーンとしなくなります。
酢のツーンと来る成分は何かな?と疑問に思いました。と同時に黒酢、食酢酢、「ちゅら花」の違いは何だろう?
ということで「ちゅら花」、黒酢、その他の酢の原材料について調べることにしました。
ちゅら花の原料は泡盛!
「ちゅら花」は「もろみ酢」に分類されます。「もろみ酢」は沖縄の泡盛の製造過程でできる副産物です。
もろみ酢には天然クエン酸と天然アミノ酸を豊富に含んでいます。
沖縄では美と健康に良い云われる人気の健康飲料です。
「ちゅら花」飲んでたらキレイ!って言われるかも?!
うふ!!
この泡盛は黒麹発酵で作られます。そこからできた「もろみ酢」に黒糖和三盆、ハチミツ、アセロラ、レモンなどを加え味を整えたのが「ちゅら花」です。
泡盛からの副産物ですがアルコールは全く入っていません。子供にも飲みやすく味を整えてありますから、家族全員で飲むことができます。
参考資料 成分分析表(100mlあたり)
エネルギー |
77kcal |
アミノ酸内訳
アスパラギン酸 |
326mg |
ちゅら花と黒酢、食酢の違い
「もろみ酢」のちゅら花と黒酢はどちらも健康に良いお酢です。どちらが良い悪いという比較はできませんが、両者の違いは何でしょうか?
一番大きな違いは主成分です。黒酢は酢酸が主成分で大きな割合を占めていますが、ちゅら花はクエン酸が主成分です。
黒酢にもクエン酸は含まれていますが、ごく少量です。主成分が酢酸とクエン酸では、両者は効き目のスピードに差が出ます。
疲労回復成分であるクエン酸は、黒酢の場合は酢酸が体内でクエン酸に変化する工程が必要なのに対し、ちゅら花は主成分がクエン酸なのでダイレクトに体に吸収され効果が表れます。
だからちゅら花を飲んだ翌朝は、疲れが取れスッキリ目覚めることができるのです。
黒酢以外の市販のお酢も酢酸が主成分で、クエン酸も含まれますがその量は微量です。
ちゅら花以外の酢は酢酸が主成分です。お酢がツーンと来るのは酢酸の酢酸エチルという成分です。ちゅら花は酢酸がほとんど含まれていないのでツーンとこないのです。
酢酸は加熱すると酢酸エチルが蒸発するので、ツーンとしないまろやかな味になります。
だから、酢の物はお酢をレンジでほんの少し加熱するだけでツンとせず、ぐんと美味しくなります!